人生の山焼き?

ラオスのこの季節は雨季が本格化する前に山を焼いて今年の田植えや種まきに備えます。きれいに山を焼いて、害虫などを駆除して土地をきれいにするんですって。なので、この季節は山からモクモク煙が出ているのをよく見かけます。このモクモクは街へも流れて来て街の空がもやるくらいですし、灰が我が家のお洗濯物にかかって黒くくなってしまうくらいなんですよ。
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今日はかなり遠方の訪問看護で山中を走っていると、間近て山焼き中の現場に遭遇。そこで働くたちも真っ黒けでした。
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そして、焼かれた山の真ん中を迷いもなく突っ切る道を見たのは初めてだ。すごいね。なんだか嘘はつけないぞ!って言っているみたいなきれいな道筋。
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そして森にひっそりと隠れていた大蛇もこの大掛かりな山焼きで焼きだされてしまったそうで、こんなかわいそうなことに…。16キロで100ドルで売れるのだそうです。もちろん食べるためにね。とんだ災難だったね…
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1年に1回、一斉に総ざらいするこの山焼き。すっきりとして新たな芽を出しスタート! 人生も1年に1度の総ざらいってできたらいいな…。と車内で揺られながら考えた1日でした。
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# by kazumi_Cambodia | 2017-05-05 00:41 | Comments(1)

山と谷…どっちだろ

ラオスに来ていろんな山を登ったり下ったり、また登ったり下ったりしてきました。こんな山や
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こんな山。
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そして、こんな山もあったし、
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こんな山もある。
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同じ山でもご機嫌で違った道になったりもする。
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『人生山あり谷あり』というけど、どっちが苦しい時だろ?とふと考えました。そして、今はどっちかな?
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# by kazumi_Cambodia | 2017-04-22 22:40 | 赤尾さん活動報告 | Comments(1)

祈り…

緩和ケアのお話です。7歳のKちゃんが当院に来たのは先月のことでした。片眼の摘出手術を別の病院で受け、嘔気・嘔吐が発生して来院しました。病歴の詳細がなかなかつかめずにいましたが、どうやら脳腫瘍で眼球へも広がってしまったことによる眼球摘出と予測されました。別のCT脳内に大きな主要があることも分かり回復は見込めないと判断しました。家族へそのことを説明し、退院し自宅で緩和ケアを提供することになりました。自宅へ戻って約1か月が経ちます。痛みには痛み止め、嘔吐にはステロイド剤が効果がありました。しかし、まもなく意識の混濁食事摂取困難になり、極度のるい痩で床ずれができてしまう。ツールの無いところで出来る限りのことはしているけど…。家族の顔にも疲労が見えています。心にたまったことを吐き出してもらうようひとしきりの時間を過ごして家を離れる時に目に入ったのがこれ。祈祷師にお払いをしてもらった印です。
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…とふと気になったのが、もしや説明不足でご家族はKちゃんの回復を期待している??ということでした。これまでにも時々ありました。言語の障害や表現し違いでなかなか伝わっていなかったということ。でも、Kちゃんのご家族にはちゃんと理解されていました。そして、これはKちゃんへの『祈り』なのでした。私たちも祈ります。少しでも安らかに…。
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# by kazumi_Cambodia | 2017-04-08 14:44 | Comments(2)

日本への一時帰国でバタバタしてしまい1か月もブログアップしていませんでした。時間が過ぎるのはアッという間ですね。歳取ったら尚更です。ラオスへ戻って来て早速村へ行かなくちゃと山積みの事務仕事を見ないようにして村へ。そして、実感するのは『現場にいないと分かんないよね、これはさぁ。』ってことなんです。いくら短期間でも”そこ”にいないということは、”そこ”から離れてるんです。身体も心も。東京の満員電車でおしくらまんじゅうの時にこんなこところでランチを食べる感覚は日常じゃなくなってる。
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そこで食べるラオスのご飯の味や食感も薄れてる。
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今日見たトイレ(?)からの眺めがこんなだったけど、そこにいる時の自然の香り、気温、音の感覚は希釈されちゃってる。
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牛さんと一緒に船に乗ることは日本ではあんまりないもんね~。
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これは、ラオスにいるときに東京のお仕事感覚が薄れてしまうことも同様で、どうしても目の前にあることが優先になってしまうんですね。これが今の葛藤。でも、どこにいても、とにかく目の前のことに全力で取り組めば、身体に沁みこむものが多くなって場所を変えても希釈されないようになるだろうと信じていくしかないな~と、この週末ぼーっと考えました。いい加減な結論です。笑 忘れることを忘れないようにね。
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# by kazumi_Cambodia | 2017-04-05 22:25 | Comments(3)

先日の1泊訪問看護のお話しです。以前にこのブログでもお話しした緩和ケアを提供していたAちゃん。私たちの最後の訪問で車が大きな泥沼にはまり危機一髪で戻ってきたあの日の数日後に亡くなりました。そして、緩和ケアで大事なことの一つは亡くなった後の家族へのケアですが、雨季によって道は全く通行できなくなり、やっと先日行くことができました。電話では連絡を取っていたので、民族の儀式をしたことや、埋葬したことなど聞いてはいたので
状況は分かっていました。もう半年過ぎているから家族はちゃんとAちゃんの死を消化しているかな…と思いながらのなが~い道のりでし。
到着するとお母さんの姿が見えました。お母さんも私たちの姿を見つけたようだったので、手を振ると…お母さんいきなり号泣。007.gif そして中から出てきたお父さんも号泣。007.gif まだまだ消化されていなかったようです。「とにかく中に」と導かれ家の中に。Aちゃんがいた時のことが思い出されました。Aちゃんはこのドアから出入りしていたんです。今は締め切りになっていました。
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そして、亡くなった時の話、埋葬のお話、儀式のお話、などなどいろいろ聞きました。ご両親、ご家族みんな泣き続けです。私たちも、みんな涙を止めることはできませんでした。でも、ホントよく頑張ったなと思う。この家で一人で頑張ってた。急なスコールで私が飛び出していこうとしたときにAちゃんに捕まれた腕の感触が蘇ってきました。色々お話をしていたら、お父さんが「Aちゃんが病気の時、皆さんは一切お金も取らないで看てくれました。だから今日はそのお礼に一緒にご飯を食べて行ってください。」と言って準備してあったご飯を並べてくれました。決して裕福ではないこのご家族がこの準備をするのはとても大変だったと思う。そして、びっくりしましたが、感謝してみんなでいただきました。
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ご飯の後にはAちゃんが埋葬されている場所へご両親が連れて行ってくれました。家からは20分くらい歩いたところにある高台にありました。生前に私たちがお薬を正確に飲めるようにあげた時計や大好きな民族音楽を聴くためのMP3も一緒にありました。今はもう痛みもなくて好きなだけ音楽を聴いているだろね。
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緩和ケア、今回もラオス人スタッフにとって大きな学びの時となりました。「亡くなった後にも続くんだね…来てよかった」と言った言葉が成長のあかしですね。ありがとう、Aちゃん。


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# by kazumi_Cambodia | 2017-03-05 20:22 | Comments(0)