2017年 07月 06日 ( 1 )

日本ではお金持ちの判断ってどこでするのでしょうね?カンボジアやラオスはちょっと面白い視点から評価します。ラオ・フレンズ小児病院でも、患者さんの経済状況を把握する必要があることがたくさんあります。病院へ来たけど、帰る交通費がない、入院中の食費がないというような場合ですね。そんな時に全ての人にサポートできれば問題ないですが、限られた財源で、限られたサポートをする判断ツールとして経済状況評価表を作成しました。どんなことがその評価項目に入っているかというと…家は何でできてる?(竹とかセメントとか)、飲み水はどうしてる?(購入、川、雨水など)、家畜は?(家畜は飼育にお金がかかるからです。)、農機具の使うのは鍬か、器械(鍬、牛、トラクターなど)…なんてことが、評価基準になるのです。もちろん収入は聞きますが、日本のように源泉徴収票のようなものは農家にはないので、土地が自分の所有か、借りているのか、そこからの収穫物とその量が判断基準になりますね。この写真は、ラオスで一般的な飲み水。30リットル。
f0235252_23201064.jpg
でも、このツールも100%判断できるものではないのは、当然なのですが、私は個人的に患者さんの家へ行ったときには、エクストラの情報をゲットしようとキョロキョロ! そして、こんなものを見ると「うん、結構余裕あり!」という判断をします。
f0235252_23204512.jpg
この村は、ルアンパバーンの街からは、車で2時間ほどのところです。たぶん、日本から来た方々は村の様子だけ見ていたら「貧しいな…」と思うのかなと想像します。でも、このお洗濯物、子どものお洋服だけでこんなに干してあるんです。こんな家は、滅多にありません。着たきりの子だってたくさんいます。その日の食べ物さえ調達できない家庭では、子どものお洋服をこんなに買えないかな…と思うんです。訪問看護は、患者さんを”みんなひっくるめて”看るとってもいいチャンス。院内では、どうしても疾患に目が行きがちですものね。この思考回路、東南アジアの18年で身についた。感謝です。この写真を撮っている時、ラオス人スタッフは『お洗濯物撮ってる?変わってるな~』くらいにしか感じていなかったなと思います。明日その理由をお話しようと思っています。そして、早くラオス人にもこんな『変なもの』がアンテナに引っかかるようになるといいなと思います。
[PR]
by kazumi_Cambodia | 2017-07-06 23:31 | Comments(0)