先日の1泊訪問看護のお話しです。以前にこのブログでもお話しした緩和ケアを提供していたAちゃん。私たちの最後の訪問で車が大きな泥沼にはまり危機一髪で戻ってきたあの日の数日後に亡くなりました。そして、緩和ケアで大事なことの一つは亡くなった後の家族へのケアですが、雨季によって道は全く通行できなくなり、やっと先日行くことができました。電話では連絡を取っていたので、民族の儀式をしたことや、埋葬したことなど聞いてはいたので
状況は分かっていました。もう半年過ぎているから家族はちゃんとAちゃんの死を消化しているかな…と思いながらのなが~い道のりでし。
到着するとお母さんの姿が見えました。お母さんも私たちの姿を見つけたようだったので、手を振ると…お母さんいきなり号泣。007.gif そして中から出てきたお父さんも号泣。007.gif まだまだ消化されていなかったようです。「とにかく中に」と導かれ家の中に。Aちゃんがいた時のことが思い出されました。Aちゃんはこのドアから出入りしていたんです。今は締め切りになっていました。
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そして、亡くなった時の話、埋葬のお話、儀式のお話、などなどいろいろ聞きました。ご両親、ご家族みんな泣き続けです。私たちも、みんな涙を止めることはできませんでした。でも、ホントよく頑張ったなと思う。この家で一人で頑張ってた。急なスコールで私が飛び出していこうとしたときにAちゃんに捕まれた腕の感触が蘇ってきました。色々お話をしていたら、お父さんが「Aちゃんが病気の時、皆さんは一切お金も取らないで看てくれました。だから今日はそのお礼に一緒にご飯を食べて行ってください。」と言って準備してあったご飯を並べてくれました。決して裕福ではないこのご家族がこの準備をするのはとても大変だったと思う。そして、びっくりしましたが、感謝してみんなでいただきました。
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ご飯の後にはAちゃんが埋葬されている場所へご両親が連れて行ってくれました。家からは20分くらい歩いたところにある高台にありました。生前に私たちがお薬を正確に飲めるようにあげた時計や大好きな民族音楽を聴くためのMP3も一緒にありました。今はもう痛みもなくて好きなだけ音楽を聴いているだろね。
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緩和ケア、今回もラオス人スタッフにとって大きな学びの時となりました。「亡くなった後にも続くんだね…来てよかった」と言った言葉が成長のあかしですね。ありがとう、Aちゃん。


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by kazumi_Cambodia | 2017-03-05 20:22 | Comments(0)