「私たち、変わりたいんです!」って

ラオ・フレンズ小児病院で私が担当しているのは主に院外の活動で『アウトリーチ』と呼びます。このアウトリーチ活動は大きく2つに分かれていて、個人の患者さんに対して訪問看護をするものと、もう一つはコミュニティ全体へのアプローチをして、”そもそも、病気になるな!” そして、”病気になったら待たずに医療施設へ!”っていう予防教育の活動があります。今日はこの2つ目の活動のお話。

病院から30-40キロ離れたある村に視察へ行ったときのことです。青年団(というのかな)のリーダーさんにお話しを聞いた時、「健康についてもっといい状態にしたいんです!」と、真剣な眼差しで話してくれました。とっても真剣に訴えられたので、どうにかその意思を実現するにはどうしましょう???と政府機関とも話し合いました。やはり答えは村と地域の医療施設とのコラボなんですね。そして、昨日、管轄保健機関病院サイドと村からは村長さん、村にいるヘルスボランティアさん、女性連合の代表さん(これ、ラオスで結構な力を持ってます!)、コミュニティリーダーさん、私たちで初会合がもたれました。
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お互い知り合ってはいるのですが、なんとなくぎこちない雰囲気の中で始まったミーティングですが、「みなさんはどうしたいのでしょうか?」というこちらからの質問にいろいろと意見が出てきました。まずは、村全件にトイレの設置。こういうトイレをドライトイレットと呼んでいるのですが、これをちゃんと水を流して処理できるトイレにしたいということ。
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これはあるお宅のトイレを外から見たところですが、丸見え。LFHCのスタッフが「これじゃ、夜になるまでトイレに行かれない!」って言ってました。笑 
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次は、「村での健康教育をもっと良くしたい。」ということ。今も村のへヘルスぼらんてさんが時々村人を集めてやってはいるものの、何も教材がないのだそうです。この村の集会所をきれいにして、ちょっとした器材を準備すれば予防教育のための”ヘルスステーション”として十分使えますね。教材は政府機関やその他UNICEFやWHOからもゲット可能。ただ、村のレベルではそこまで知られていない、そして入手の仕方が分からないというだけのことなんです。
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そして、村のヘルスボランティアさんは、決まった薬の管理と処方を許可されているのですが、こんな状況です。教本に則って処方しているとはいえ、う~ん、ちょっと不安な部分がありますね。
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更に、村の土地を使って有機栽培の野菜を作って村の財源にしたいということ。これ、すごくいいですよね。「土地はあります!」というので有機栽培農家に対する指導を行っている方にもミーティングに参加していただき、土地も見てもらいました。この土地をまず畑にするには草刈りからですねぇ。週末に草刈ピクニックと称し村人と病院スタッフを募ってやるかなあ。笑 私はこの土地の横にある素敵な木陰にハンモックを吊って、ゆらゆらしながらつめた~いビールでも・・あ!そんなことは一切ございません!! 率先して草刈です!はい!
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他にもいくつか「私たち変わりたいんです!」っていうことが出て来て、一つのプロジェクトにするには十分です。一番大切なのは、私たちが変えるのではなく、彼ら(地元の人たち)が、何を問題と感じ、何をどう変えたいと思っているのかということ。そして、彼ら自身が動くことなんです。私たちは、そのお手伝いをするのみです。「これがいいから、これやって!」と言っても彼らが大事と思わなければ根付かないですからね。すでにあるものは有効活用することもこういう意味でとても大事なんです。アヒルさんたちも「私たち変わりたいんです!」って言ってました。笑
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来週2回目のミーティングが予定されています。どんな提案、計画が打ち出されるか楽しみ! 
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by kazumi_Cambodia | 2015-07-10 23:10 | 赤尾さん活動報告 | Comments(0)